梱包用ダンボールの置き場や残量が曖昧だと、欠品や箱違い、滞留が起きやすくなります。そこで棚を「管理の拠点」と捉え、サイズ別ロケーション、最小在庫と発注点、棚札・表示、安全対策、棚種の選定、在庫システム連携までをひと続きで整えることが大切です。この記事では、ダンボール在庫を棚で統制するための設計ポイントを解説します。
備品の種類は使う場所や業界によって多種多様なもの。備品に関して解決したい問題も異なります。それらの問題は備品管理システムを導入し、DX化することで解決を図りましょう。ここでは業界別でおすすめの備品管理システムをご紹介。ぜひDX化を進めるための参考にしてください。



ダンボールは軽量でも体積を取り、湿度で強度が変化します。棚により定位置化・見える化を行い、欠品や箱違いを抑制しつつ、出し入れの動作回数を減らすことができます。棚番で所在と数量を即時に突合できる設計が在庫差異の抑止に直結します。
頻度とサイズの分布を起点に、箱物は段耐荷重で選ぶ中量棚、サイズ混在は区分棚、頻出サイズは前取りしやすいカートンラック/カートンフローを割り付けます。補充と取り出しを分離できる構成は誤供給の低減に有効です。
平板は倒れ防止の桟や当て板を設けて直立安定させ、湿気を避け離隔を取り、床から浮かせます。箱セットは区分棚でサイズ混在を排し、仕切りで一棚一品を徹底します。頻出サイズはカートンラックやカートンフローで前出しを行い、先入れ先出しを保ちます。
中量棚は段荷重300kg級でケース保管に適し、区分棚は仕切りで小ロットを整列できます。カートンラックは傾斜で前取りが容易、カートンフローは重力搬送で補充と取り出しを分離でき、誤投入と渋滞を抑えます。
通路・列・段・枠をコード化し、棚番から位置を一意に特定できる体系を定めます。人が読める表示とバーコードやQRの機械可読を併記し、システム上のロケーションIDと一致させます。
棚札は規格記号と内寸を併記し、色帯でサイズ帯を識別します。たとえばA3などの用紙規格と、宅配の「60サイズ(3辺合計60cm以下)」などユーザーが直感できる表記を組み合わせ、バーコード/QRでロケーションと品目を読み取ります。
束・枚・ケースの単位で最小在庫と発注点を決め、リードタイムと消費変動を加味した安全在庫を置きます。二ビン方式は手元在庫を二つの容器に分け、空になったら補充をトリガーにします。カンバンは後工程引取を基点に必要量を補充する仕組みで、在庫の停滞を抑えます。
棚は均等荷重と偏荷重の違いに留意し、メーカー仕様の耐荷重範囲で運用します。転倒防止金具やアンカーで架台を固定し、湿度と火気・粉じんの管理を徹底します。角潰れ防止のエッジ保護材も破損抑止に有効です。
棚は運用と一体設計します。紙ラベルだけでなくスキャン運用を前提にし、ロケーションID・品目ID・最小在庫を在庫システムで一意に管理し、欠品や箱違いのアラート連携まで繋げます。
入庫時に品目と数量を検収し、ロケーションに即時反映します。補充は二ビンやカンバンをトリガーにし、棚卸は循環棚卸で平準化しながら差異の原因を特定します。スキャン記録で移動・廃棄も残します。
ロケーションIDは棚札とシステムで同一、最小在庫と発注点はマスタに保持し、しきい値を割った時に通知します。補充や移動はトランザクションで履歴化し、棚卸差異は原因区分と是正策まで一体管理します。
KPIは欠品率、箱違い率、探索時間、滞留日数、充填率・通路率を設定し、棚番×品目×サイズ帯で改善を追います。カートンフロー化や表示改善は探索時間の短縮に効き、適正在庫と先入れ先出しは滞留日数の短縮に寄与します。
箱物ダンボールのケース保管を想定し、一段300kgクラスで安定した保管ができます。30mmピッチの段替えで高さ調整が容易で、中量棚として作業者の手高さに合わせやすい点が強みです。
床固定は別売の転倒防止用品で補い、均等荷重を守ることが前提です。棚札のバーコード化や二ビン方式との相性も良く、補充アラートと合わせると欠品抑止が期待できます。集中荷重や未固定での地震時転倒には注意が必要です。
参照元:TRUSCO|TUG型中量ボルトレス棚(https://www.orange-book.com/ja/c/products/index.html?itemCd=TUG30064J5++++++++++++++++++++8000) / 参照元:オフィスコム|転倒防止用品(https://www.office-com.jp/products/list5440.html) / 参照元:ZAICO|在庫アラート機能(https://www.zaico.co.jp/functions/alert/)
頻出サイズのダンボールを想定し、傾斜レーン上を重力で前進させることで補充と取り出しを分離できます。先入れ先出しを保ちやすく、手前で前取りできるため探索時間の短縮に効きます。段耐荷重は仕様により異なるため、入庫重量とケース強度を事前に確認します。
落下防止バーや側板などの安全オプションを併用し、ラベルとロケーションコードを前面に集約します。小さすぎる箱は転がりや詰まりに注意します。
箱セットの前出しを想定し、傾斜棚で視認性と取り出し性を高めます。均等耐荷重150–200kgの仕様範囲で使い、段替えにより箱高さの違いに追従します。落下や偏荷重を避けるため前縁ガードの採用が有効です。
色帯とサイズ記号の棚札、バーコード併記で取り違いを抑制し、二ビンやカンバンのカード差しを前面に設けると補充が滞りにくくなります。床固定と耐震金具は別途計画します。
参照元:サカエ|中量ラック(傾斜棚モデル)カタログ(https://hust-image.com/SAKAE/catalog/2025/pdf/0836.pdf)
ダンボール在庫を棚で統制するには、ロケーション・表示・最小在庫をそろえ、頻度とサイズに応じて棚種を使い分け、湿度や火気に配慮し、WMSとスキャンで運用を定着させることが重要です。これにより欠品と箱違いが抑えられ、探索時間と滞留日数の短縮、スペース効率の向上が見込めます。
備品の種類は使う場所や業界によって多種多様なもの。備品に関して解決したい問題も異なります。それらの問題は備品管理システムを導入し、DX化することで解決を図りましょう。ここでは業界別でおすすめの備品管理システムをご紹介。ぜひDX化を進めるための参考にしてください。


