製造業の原価管理で欠かせない棚卸し。ここでは製造業における部品の棚卸について、目的やタイミングなどを解説します。
製造業のみならず、各業種においてきちんと利益が出ているかどうかを確認するためには在庫などの金額を確認する「棚卸し」の作業が欠かせません。これは発生した仕入れのうちまだ売上になっていない部分を在庫という資産として認識することにより、獲得した売上に対してどの程度の費用がかかっているのかを正確に計算するために欠かせません。
製造業においては仕入れを行った材料や部品、製造途中である仕掛品、完成品でまだ販売されていない製品という3パターンで在庫管理をすることが一般的ですが、仕掛品や製品は仕入代金だけでなく製造にかかる人件費や経費も考慮する必要があるため、さまざまな管理方法・原価計算方法があります。
棚卸し作業は在庫のカウントを行いますので、在庫量が多ければ多いほど手間がかかります。そのため多くの企業では決算月に年1回や半期ごと、毎月末などのようにタイミングを決めて棚卸し作業を行っています。
定期的に在庫品目を確認する方法であり、日次・週次などの頻度で特定の品目についてカウントを行います。業務を止めることなく在庫管理を行えることから業務効率化に適しているとされています。
定期棚卸しや循環棚卸しのようにタイミングを決めて行う棚卸し作業ではなく、特定の在庫品目にトラブルが発生した場合や在庫確認が必要になった場合に行う棚卸しです。盗難や紛失、損壊などが疑われる場合において状況に応じて実施される棚卸しです。
実地棚卸は実際に在庫を目視しながらカウントを行う棚卸し方法です。現物を確認しながらカウントすることから在庫の実態を正確にとらえることができるというメリットがありますが、カウントには手間と時間がかかってしまいます。
会計帳簿やシステム・ツールなどを活用して在庫の受け払いを記録・管理する方法です。実地棚卸しほどの手間や時間がかからないというメリットがありますが、盗難や紛失などによって実態として無くなった在庫が把握できないため、一定期間ごとに実地棚卸しを行う必要があります。
各在庫に対してバーコードやQRコードなどを貼り付け、棚卸し作業を行う際に専用のリーダーで読み取る方法です。在庫確認がスピーディーに行えるというメリットがあり、手動で確認するよりもミスを減らすことができます。近年ではスマートフォンアプリを活用する方法も登場しており、導入ハードルが下がりつつあります。
技術の発達に伴い、倉庫内を自動で巡回して在庫を確認するようなロボットも普及しつつあります。自動棚卸しロボットを導入することができれば在庫確認作業に人員を割く必要がなくなるため、人員コストの削減・圧縮が期待できます。特に大型倉庫や多品種少量生産を行っているような現場で大きな効果が期待されます。
専用の在庫確認システムを導入することができると、リアルタイムで在庫増減を確認することができます。棚卸し作業の簡素化も可能であり、日常管理としては在庫の受け払いを記録するだけで完了させることもできます。中には受発注システムと連動しているものもあるため、仕入れから販売まで含めて一貫した在庫管理を行うことが可能です。
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