パソコンを活用している方にはお馴染みの表計算ソフトであるエクセル。製造業の会社でも既に導入されているというケースは多いことでしょう。ここでは、エクセルでBOM(部品表)を管理することはできるのかについて解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
BOM(部品表)は製造業において、製品の安定した生産と品質を大きく左右する重要書類と言えます。そんなBOM(部品表)を、使い慣れている表計算ソフトのエクセルで管理したいとお考えの方も少なくないことでしょう。
実はエクセルでBOM(部品表)を管理することは可能です。ただし、エクセルでのBOM(部品表)には限界があり、あくまでも「限られた状況であれば」という条件がつくことに留意が必要です。例えば比較的小規模な企業や製品の部品点数が少ないというケースであれば、エクセルでもBOM管理は可能。一方で、製品が複雑化し部品点数が増えていく程に、エクセルでのBOM管理はハードルが上がっていくというのが実情です。
前述しました通り、部品の種類や点数が比較的少ないという場合であれば、エクセルでBOM(部品表)管理を行うことはさほど難しくはありません。例えば部品の種類ごとにエクセルのシートを分けてリスト化したり、エクセルのテーブル機能を活用して部品の属性や関連情報を一覧表にまとめるといったことが可能です。
一方、製品がより複雑になり部品の種類や点数が多くなればなる程、エクセルでの管理は難しくなっていき、場合によってはエクセルでは不可能というケースも出てきます。そうした複雑なBOMを管理する場合に加えて、設計、生産、在庫管理など各部門間でBOMの情報を連携させる、正確な情報共有が求められるといった場合には、エクセルでの管理ではなく、専用のBOM管理システムを導入することが賢明と言えます。
BOMをエクセルで管理するにあたっては、まず、BOMにどのような情報が必要かを洗い出す作業が必要になります。それこそ企業ごとに必要となる項目は異なってきますが、一般的には以下のような項目が考えられます。
BOMに記載する項目を洗い出すことができたら、エクセルシートに部品表を作成していく作業に入ります。基本的には、1行ごとに1つの部品情報を入力していくというやり方。その上で、BOMの大きな特徴とも言える「階層構造」となるように編集を行います。
階層構造の作り方にはいくつか方法がありますが、主なものとしては以下のやり方があります。
なお、エクセルには階層構造を自動で紐づけるという機能はないので、手動での管理が求められます。
使い慣れている方であればご存知の通り、エクセルでは関数を活用することで、部品の合計数量や単価などを自動計算することができます。例えば特定の部品の必要数量を自動で算出させたり、部品番号から単価を参照するといったことが可能に。手作業や目視での計算ミスや確認ミスを防ぐことができます。
以上のようなやり方でエクセルでのBOM管理を行うことができますが、あくまで部品の種類や点数が比較的少ない場合。部品点数が多くなりエクセルでの管理に限界を感じる場合には、BOMシステムの導入を検討すべきです。
BOMシステムとは、BOMの管理に特化した専門のソフトウェアであり、部品情報を一元的にデータベースで管理することが可能。エクセルでは困難な、より高度な管理が行えるようになります。また設計変更の履歴なども自動で記録・保存することができるので、手作業による入力ミスなども防止され、部門間で正しい情報を共有できるというメリットも見逃せません。
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